インバウンド対応手帳。その①

インバウンド対応手帳。その①

「稼げる観光地づくりプロジェクト」

「地域が稼ぐ観光」

「稼ぐ文化」

「観光で稼ぐ!ための手引書 」

「インバウンドで稼ぐためのビジネス展」

「副業で外国人観光客ガイド」

「日本国内インバウンドランキング」

などの情報で混乱します。どうしても、日本人が日本人に向かって、訪日観光・インバウンド目的地として日本をアピールしている気がします。外国人としては不思議な感覚になります。特に、長年観光の仕事をしていると日本の活発なインバウンドの活動の意味は見えません。

インバウンド集客が目的でしたら、日本国内でのプロモーションではなく、海外で訪日プロモーションをするのが基本です。

海外から観光客に来てもらって、モノや体験を買ってもらって、稼ぐことは実際には難しい。観光公害(オバーツーリズム=観光客が多すぎ=京都・東京・宮島・富士山など)地域以外は非常に困難です。

インバウンドは甘い商売ではありません。お客さんを集めるためのノウハウや日本国内で対応するノウハウがないと「訪日観光」は継続的な仕事にはなりません。観光客は人間ですから、特に異文化の外国人にとっては、日本は知らぬ世界。自然災害やトラブル発生はあります。そのときに外国人観光客対応はどうしますか?

日本にインバウンド観光に関わっている相談役業者やコンサルタントは他の国と比べたら非常に多いですが、インバウンド集客には一番いい方法は【信頼できる海外の旅行会社】と【海外の旅行者】です。

観光収入を増やす方法=プロの力を借りる 

日本はコンパクトな国ですから、観光客の数より質で勝つインバウンドアプローチの方が向いていると思います。具体的にどうすれば観光・国際イベントの地域になれるか、観光を地域活性化につなげるか、地域に住んでいる人に迷惑にならない観光をどうやってするか…

インバウンド集客のために一番良いやり方は


①観光客を受け入れたい国や地域を決めること。

②インバウンドコンセプト・長期企画を立てること。

③ノウハウがあれば、低予算で決まった国や地域の信頼性の高い旅行会社と協力をすること。

④ノウハウや自信のないとき、インバウンドコンサルタントや観光コンサルタントの力を借りること。

⑤インバウンドコンセプト実行・観光客対応・分析・観光商品作りなど。

インバウンドコンサルタントは山ほどいる中で、どうやって信頼できる人や企業から正しいアドバイスを受けて、目標達成できるのかが課題ですね。

観光コンサルタントに必要なスキル

お客さんの問題解決を目指す意志 100%
旅行業界・観光業界の経験 95%
クリエイティブな問題解決「変わったアプローチ」 90%
コミュニケーション力 80%
客観と主観のバランス・目線 70%

インバウンドのウィキペディアの定義。

観光コンサルタントの選び方の注意事項

旅行・観光業界経験がない 100%
観光に関わっていない企業有名ブランド名・高い報酬 90%
観光客対応・手配経験がない 80%
観光客の文化やしきたりが理解できない 75%
必要な外国語ができない 65%

インバウンド観光コンサルタントの選び方と注意事項

第一:「海外」という単語の利用に注意!訪日インバウンドコンサルや相談サービスを頼む前に注意事項が幾つかあります。まずは「海外」や「海外向け」や「海外ソシャルメディア」や「海外プレスリリース」や「海外販売」などなど。海外は国ではありませんし、日本以外の世界になると全世界は「海外」です。広すぎる意味で「海外」って「どこ?」と思うと疑問点がたくさん浮かびます。国によってやり方は違いますから、最大手のコンサルティング会社数社以外は全世界対応ができる業者はいません。

結論としては、「海外」という言葉を使っていることが多い業者は成果が出せないでしょう。

インバウンドコンサルタントに聞くことは4つだけです=Ⅳの質問:

1。あなたが今まで、海外から集めた観光客の数を教えてください。

2。あなたは今まで日本国内でどこの国の観光客に対応しましたか。

上記二つの質問に対しての答えに納得できる数字と国名がでなかったら、別のインバウンドコンサルティングの個人・法人に変更したほうがよろしいかもしれません。

3。あなたの対象にならない国はどこですか。お客さんを集められないと思っている国の名前を教えてください。

3番目の質問に対して、「どこでも大丈夫ですよ!集められます。自身のない国ってありません!」という元気な答えの場合もアウトです。嘘ですから。すべての業者に専門的な分野と国があって、全世界が対応ができるインバウンドコンサルタントは存在していません。

4。あなたはなぜ旅行会社(旅行手配会社)ではなく、インバウンドコンサルティングをやっているのですか。理由を教えてください。

1番から3番までちゃんと答えた人は成果を出す可能性が高いと思います。

1番から3番までちゃんと答えた人は成果が出す可能性は高いと思います。

インバウンド渋谷
インバウンド対応

地域活性化のための訪日観光・インバウンドのことを考えるとき、プロジェクトを始める前に必ず良い分析するべきです。観光・旅行業は不安定な産業ですから、自然災害や世界情勢に敏感です。経験からいうと2001年9月11日、アメリカのテロの後、90%はキャンセル、その時に務めた旅行会社が危機を乗り越えたのは「ビジネス旅行と展示会」でした。2011年の大震災後ほぼ100%キャンセル。ほぼ影響がなかったのはロシア語圏です。ロシアからのお客さんは来日し続けましたが、2014年に政治的な影響で減少。

2014年までヨーロッパからの観光客は日本旅行を後回ししたため、フランスの市場だけが日本のインバウンドを続けた時期でした。訪日観光、ヨーロッパからの観光客が復活したのは2013/2014年です。オランダ、ベルギー、イギリスの次にドイツ。日本に訪れるドイツの観光客は2015年から増え始めて、2018年にヨーロッパの2位(フランスの次)になり、200,000人が来日しました。

間違った変な日本語がありましたら、大目に見てください:)日本語の文章を書くより話す方が得意な私ですが、ブログでドイツの知恵と豆知識、観光、外国語の情報を伝えていきたいと思います。